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国語記述問題の初歩|書き抜き問題の見方と教え方|家庭で知っておきたい基本ガイド

こんにちは!

塾講師歴15年、まなびノートのトトです。

国語の読国語の記述問題、むずかしいですよね。
本文を読んでいないわけではなさそうなのに、答えを書く場面になると急にずれてしまう。
書き抜き問題なら本文に答えがあるはずなのに、それでも正解にならない。
そういう様子を見ると、保護者の方も「いったいどこを見ればよいのだろう」と悩まれると思います。

しかも国語は、算数のように「ここで計算を間違えた」という見え方がしにくい教科です。
内容は何となく分かっていそうなのに、得点につながらない。
近い答えまでは行くのに、あと少し合わない。

こうしたことが続くと、「本をもっと読ませた方がいいのかな」「語彙が足りないのかな」と考えたくなりますよね。

もちろん、読むことは大切です。
ただ、記述問題でまず必要になるのは、それだけではありません。

大事なのは、「何を聞かれているのか」に合わせて答えることです。
特に書き抜き問題は、この力を養う上でとても取り組みやすい記述問題なのです。
答えが本文にあるからこそ、設問の形式に合っているかどうかだけを見やすいのです。

今回では、国語の記述問題が苦手なお子さんに対して、保護者が家庭で最初にどこを見ればよいのかを整理していきます。
部分記述や自由記述の前に、まず書き抜き問題をどう見ればよいのか。
何を聞かれているのかをどうつかめばよいのか。
どこで惜しいずれが起きやすいのか。

順番に確認しながら、「今日からどこを見ればよいか」が分かる形でまとめます。

予め言っておきます。めちゃくちゃ長いです。
さらに各内容ごとに詳細に記述している記事も別途あります。
休憩を挟みながら、日をまたぎながら、ゆっくりじっくり読んでいってください。

準備はいいでしょうか。
ではいきます!!


国語の記述問題は「読めた」だけでは正解にならない

本文を読んでいても、答えがずれることはある

国語の記述問題でまず知っておきたいのは、「本文を読めた」と「問題が解けた」は同じではない、ということです。

ここが国語の難しさでもあり、家庭で見ていても分かりにくいところでもあります。
算数なら、式や計算のどこでずれたかが見えやすいことがありますよね。
けれど国語は、本文を最後まで読んでいるように見えるので、「どこで答えがずれたのか」が見えにくいのです。

でも実際には、国語の記述問題で起きるずれの多くは、「まったく読めていない」ことだけが原因ではありません。
むしろ多いのは、「設問が聞いていることに合った、答えの形になっていない」というずれです。

たとえば、
理由を聞かれているのに出来事の説明を書いてしまう。
気持ちを聞かれているのに場面の様子をそのまま書いてしまう。
筆者の考えを答える問題なのに、具体例を選んでしまう。
こうしたずれは、本文の内容がまったく分からない子だけに起きるわけではありません。
ある程度読めている子にもよくあります。

だからこそ、記述問題が苦手な理由を「国語の才能がない」「センスがない」とまとめてしまうのは、少し違うことが多いです。
保護者が見たいのは、読めていないのか、それとも設問に合わせきれていないのか、という違いです。
ここが切り分けて考えることができるだけで、声かけの方向もかなり変わってきます。

「本を読めば点が上がる」とだけ考えない方がよい理由

国語について考えるとき、「本をたくさん読めば国語は上がる」という話をよく耳にします。
この考え方には、たしかに一理あります。読む量が増えれば、言葉にふれる機会も増えますし、文章への抵抗感も下がりやすいです。

ただ、それだけで読解問題や記述問題の点数までそのまま上がるかというと、そこは別の話です。

読書は、基本的には自由に受け取る時間です。
登場人物をどう捉えるか、筆者の考えにどう向き合うか、どの場面が心に残るかは、人それぞれでよいものです。
でも国語のテストでは、自由に受け取るだけでは足りません。

そこには必ず設問があり、「何をどのように答えてほしいか」が決まっています。

つまり、記述問題では、本文を読むことに加えて「問題に合わせて答える」ことが必要になります。
ここが入らないと、読むことと得点がつながりにくいのです。

「読解問題全体の中で、記述や書き抜きはどこに位置づくのか」まで広く整理したい保護者は、国語の読解・記述を教える際に気を付けるべきポイントも合わせて読むと、今回の内容がさらにつかみやすくなります。

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最初に必要なのは、設問の形式に合わせて答えること

では、国語の記述問題で最初にトレーニングが必要なことは何でしょうか。
私は、設問の形式に合わせて答えることだと思います。

少しかたく感じるかもしれませんが、やっていることはとても基本的です。
何を聞かれているのかを見て、それに合う答えの方向を考える。まずはここからです。

たとえば、次のような違いがあります。

問われ方まず考えたい答えの方向
なぜですか理由になる内容
どんな気持ちですか気持ちを表す内容
どういうことですか内容を言い換えた説明

大人から見ると当たり前に見えるかもしれません。
でも、国語が苦手なお子さんほど、この「何を聞かれているか」の確認が弱いことがあります。
本文を読むことに意識が向きすぎて、設問の形を十分に使えないまま答えを探してしまうのです。

こうなると、答えかなと思う語句の候補が広がりすぎます。
例えば、「五字で抜き出す」場合、五字で書かれた語句全てを答えの対象としてしまい、混乱した結果、
理由を聞かれているのに、出来事の説明や周辺の様子まで全部同じもので見えてしまう。
気持ちを聞かれているのに、行動の描写だけを答えにしてしまう。
このようなずれは、本文を読んでいないからというより、「設問から答えの輪郭を作れていない」ために起きることが多いです。

ここが見えてくると、記述問題の見方が少し変わります。
「何となく近い答えを書けばよい」ではなく、「設問に合う答えを探す」と考えられるようになるからです。

この問題を解決するには、問題に合わせた答えの「文末の形」を合わせるトレーニングをしてみましょう。

先ほどの例で言うと、

問われ方まず考えたい答えの方向
なぜですか~だから(理由になる内容)
どんな気持ちですか~な気持ち(気持ちを表す内容)
どういうことですか~ということ(内容を言い換えた説明)

と、こんな感じです。
これらは「文末表現」とも言われます。

設問の形式と答え方の関係をもっと具体的に見たい、もっと例を見たい、という保護者様は、文末表現のトレーニングしてますか も合わせて読むと、理由・気持ち・説明の違いが見えやすくなります。

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書き抜き問題は、記述問題の初歩として見ておきたい

書き抜き問題はなぜ入口に向いているのか

記述問題というと、つい長い自由記述を思い浮かべるかもしれません。
ですが、家庭で最初に見ていくなら、私は書き抜き問題から入るのが分かりやすいと思います。

その理由は、答えを一から書かなくてよいからです。
自由記述の場合だと、
「何を書けばよいか」「どこまで書けばよいか」「どうまとめればよいか」まで一度に考えなければなりません。
これは、国語が苦手なお子さんにとってかなり負担が大きいです。

一方で書き抜き問題は、答えが本文の中にあります。
もちろん簡単とは言えませんが、「自分で文章を作る」よりは、見るべき場所を少なくしやすいのです。
つまり文末表現に気を付けることに意識を向けやすくなります。
だからこそ、記述問題の初歩としてとても大事なのです。

ここで大切なのは、「書き抜き問題は簡単な問題」ではなく、「記述問題の土台がよく出る問題」だと考えることです。
答えを探す力、設問に合わせる力、字数を確認する力。
そうした基本が、書き抜き問題にはかなりはっきり出ます。

ただし、字数だけで選ぶと外れやすい

書き抜き問題になると、どうしても字数が気になりますよね。
十字以内、二十字で抜き出しなさい、はじめの五字と終わりの五字を書きなさい。
こうした条件は目に入りやすいので、お子さんも保護者の方も、つい字数に意識が向きやすいです。

でも、ここで気をつけたいのは、字数は大事だけれど、字数だけで選ぶと外れやすいということです。

なぜなら、本文の中には、字数だけ合う候補が複数あることもあるからです。
その中で本当に正解になるのは、「設問が聞いていることに合っている表現」です。
ですから、優先順位は「内容が合っているか」が先で、その後に「字数が合っているか」です。

ここが逆になると、字数は合っているのに、設問には答えていない、という惜しい不正解が増えます。
書き抜き問題で点を落としやすい子は、本文をまったく読んでいないというより、字数に引っぱられすぎていることも少なくありません。

「本文にあるのに取れない」が起きる理由

保護者の方が一番もやもやしやすいのが、ここかもしれません。
「本文の中に答えがあるなら、どうして取れないのだろう」という場面です。

でも、書き抜き問題は、ただ本文を見ていれば見つかる問題ではありません。
大事なのは、「何を探すか」を先に決めることです。

本文の中には、似たような内容の表現がいくつもあります。
その中で、理由なのか、気持ちなのか、筆者の考えなのか、言い換えなのかを見分ける必要があります。
つまり、書き抜き問題は「答えが本文にある問題」であると同時に、「設問を手がかりにして本文を見る問題」でもあるのです。

ここが分かると、「本文にあるのに取れない」という状態も、少し言葉になります。
見つけられないのではなく、何を探すかがまだ定まっていない。
そう考えられるようになると、家庭での関わり方もかなり変わってきます。

文末表現を合わせることの次にトレーニングすると、答えを探す時間がぐっと短縮されることでしょう。

書き抜き問題の基本を一つずつ確かめたいときは、書き抜き・抜き出し問題の教え方 がつわかりやすいです。もっとわかりやすく近い距離で、基本の見方を確認できます。

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書き抜き問題を見るときの基本手順

ではここで、具体的に書き抜き問題を行う際に見るときの手順を、少しコンパクトにして再度整理したいと思います。

1.何を聞かれているかを先に確認する

書き抜き問題では、まず設問を先に読みます。
本文を先に全部見てから考えるより、「この問題は何を答えればよいのか」を先に決めた方が、探す方向がかなり細くなります。

ここで確認したいのは、たとえば次のようなことです。

  • 理由を聞かれているのか
  • 気持ちを聞かれているのか
  • 内容の言い換えを聞かれているのか
  • 指示語が何を指すかを聞かれているのか

この確認を入れるだけでも、答えの探し方はだいぶ変わります。
国語が苦手なお子さんほど、本文を見に行くのが先になりやすいです。けれど、設問を先に押さえる方が、むしろ本文は見やすくなります。

2.文末表現で答えの方向をしぼる

設問を読んだら、次に「どんな答えの形になりそうか」を考えます。
ここで役に立つのが、文末表現です。

たとえば理由なら、「〜から」「〜ので」とつながりやすい内容が入りやすいです。
気持ちなら、悲しい、安心した、腹が立った、うれしい、悔しいなど、感情が分かる内容が必要になります。
「どういうことか」であれば、元の表現を別の言い方で説明した内容が必要になります。

つまり、設問を読んだあとに「この問題では、どんな形の答えが入りそうかな」と考えることが、記述問題ではとても大切です。
ここがあるだけで、本文のどこを見ればよいかがかなり絞られてわかりやすくなります。

文末表現は、ただ文章をきれいに終えるためのものではありません。
何を答える問題なのかを見分けるための、大切な手がかりでもあります。

3.候補を比べて、本文内容と答案を最後に確かめる

書き抜き問題で意外と大事なのが、「一つ見つけてすぐ決めないこと」です。
近い表現がいくつかあるなら、少し比べてみることを勧めます。

たとえば、
「これも近いけれど、こちらの方が理由そのものに近い」
「字数は合っているけれど、気持ちではなく様子を書いている」
「まとめのように見えるけれど、筆者の意見ではなく具体例だった」
というように比べると、正解に近づきやすくなります。

そのうえで最後に見るのは、次の二つです。

  • 字数合っているか
  • 設問に本当に答えているか

ここは、親子で一緒に確認しやすいところです。
「字数は合っているかな」だけで終わらず、
「聞かれていることにも答えているかな」
まで見られると、惜しい不正解はかなり減りやすくなります。

何でもそうですが、「確認を怠らない事」です。
算数で言うと、分数の約分、忘れたことありませんか?

下の流れで考えると、家庭でも使いやすいです。

ステップ見ること
1設問で何を聞かれているか確認する
2答えの方向を考える
3本文のどのあたりにありそうか探す
4候補をいくつか比べる
5字数と内容を最後に確かめる

書き抜き問題は4パターンに分けて考える

ここからさらに重要になります。

これまでは解き方のテクニック的な話をしてきましたが、ここからはさらに踏み込んで記述問題の根本的な部分に触れていきます。

書き抜き問題においてややこしく感じるのは、種類の違う問題が全部まとめて「書き抜き問題」と呼ばれているからです。
でも実際には、探し方の中心がかなり違うパターンがあります。
ここを分けて考えられるようになると、「何が苦手なのか」がかなり見えやすくなります。

そのパターンとは、指示内容、言い換え、意見、心情 に分けられます。
これは書き抜き問題だけでなく、他の解答パターン問題にそれぞれ存在しています。
つまりこの4つこそが記述問題、ひいては読解問題の土台となる部分です。

以下にまとめました。

パターン主に探すものよくあるずれ
指示内容指示語が何を指しているか近くの言葉だけで決めてしまう
言い換え同じ意味の別表現同じ言葉を探してしまう
意見筆者の考え具体例や補足を選んでしまう
心情登場人物の気持ち様子や出来事を書いてしまう

実は国語の記述問題パターンは、
書き抜き問題、部分記述問題、自由記述問題
指示内容、言い換え、意見、心情 のかけ合わせなのです。

例えば、
「指示内容の書き換え問題」とか「登場人物心情の自由記述問題」
といった具合です。

だから書き抜き問題にて、この4つを練習するのがやりやすく、そうすることで記述問題の土台を鍛えることができると言っているわけです。

それでは指示内容、言い換え、意見、心情 を書き抜き問題を通して見ていきましょう。

指示内容の書き抜き問題

「そのとき」「このこと」「それ」などが、何を指しているのかを探す問題です。
一見すると、指示語のすぐ近くを見ればよさそうに思えますよね。実際、近くにヒントがあることは多いです。

ただ、それだけでは足りません。
大事なのは、「何を指しているか」と「どういう形で答える必要があるか」を一緒に見ることです。

たとえば「そのとき」なら、時間や場面を表す内容が候補になりやすいです。
「このこと」なら、出来事や行動を指している可能性があります。
つまり、近くを眺めるだけでなく、設問の形も使って候補を細くしていく必要があります。

ここでよくあるのは、「近くにあったから」という理由だけで決めてしまうことです。
でも指示語問題は、少し離れたところまで含めて考えた方がよいこともあります(レベルが高いとこのパターンが多い)
ですから、家庭では「どの言葉を指していそうかな」だけでなく、「時間かな、行動かな、気持ちかな」と種類まで意識できると見やすくなります。

指示語の問題で「近くを見たのに違った」が起きやすいときは、指示内容書き抜き問題 解き方と教え方 を合わせて読むと、どこまで見てよいかが整理しやすくなります。

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言い換え問題がむずかしいのは、問題文と本文で同じ言葉がそのまま出てくるとは限らないからです。
必要なのは、「同じ言葉探し」ではなく、「同じ意味探し」です。

たとえば、問題文では「努力」と書いてあっても、
本文では「積み重ね」「続けてきたこと」「練習」といった別の表現になっているかもしれません。

この型では、言葉をそのまま追うのではなく、意味の近さを考えながら読む必要があります。

ここで必要になるのは、語彙だけではありません。
知っている言葉を、文の中でつなげて考える力も要ります。
だから、言い換え問題が苦手な子に対しては、

「この言い方はと同じ意味となる語を一緒に探してみようか。」

と声をかけるのが役に立ちます。

よくあるのは、「同じ言葉がないから分からない」で手が進まなくなることです。
でも、言い換え問題はまさにそこを見る問題です。
同じ言葉でなくても、同じ意味があれば候補になります。この感覚が少しずつ育ってくると、読解全体も見やすくなってきます。

言い換え問題で手が進みにくいときは、言い換え書き抜き問題 解き方と教え方 を読むと、同じ意味を探す感覚がもっと具体的になりますよ。

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意見の書き抜き問題

意見の書き抜き問題は、説明文で特に大事です。
ここでつまずいている子は、「筆者の説明内容」と「筆者の主張」を分けて見れていないことが多いです。

説明文には、具体例、比較、補足、理由づけなどがたくさん出てきます。
そのため、何となく大事そうに見えるところを選びたくなります。
でも、目立って見えるところと、筆者が一番言いたいところは同じとは限りません。

よく「つまり」や「要するに」という言葉に線を引いて…というやり方がありますが、その「つまり」が筆者の主張だとはすぐには言えません。だれか偉人の名言を簡潔に説明しているだけかもしれません。

意見の書き抜き問題では、
「筆者は何を主張しているのか」
「そのためにどんな説明を置いているのか」
を分けて読む必要があります。

よくある選択ミスとしては、具体例をそのまま選んでしまうことが挙げられます。
説明文では、具体例は分かりやすいので印象に残りやすいですよね。
けれど、筆者の意見を問う問題では、そこが答えとは限りません。

家庭では、「この文は説明かな、それとも一番言いたいことかな」と聞くだけでも見方が変わります。
説明文が苦手なお子さんほど、この問いかけが役に立ちやすいです。

意見書き抜き問題 解き方と教え方ではもう少し詳しく簡単な例題も出して説明しています。ぜひご一読ください。

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心情の書き抜き問題

心情の書き抜き問題は、小説(物語文)でよく出ます。
感情の問題というと感覚で分かりそうに見えますが、実際にはかなり差が出やすい型です。

理由の一つは、気持ちの問題には経験差が出やすいからです。
同じ文章を読んでも、似た経験があるかどうかで受け取り方が変わることがあります。
また、感情を表す言葉を知っていても、その場面でその感情になる理由まで見えていないと、答えはずれてしまいます。

心情問題で見たいのは、気持ちの言葉そのものだけではありません。
その前に何があったのか。
会話の調子はどうか。
行動がどう変わったか。
場面の流れがどう動いたか。
こうした部分も大事です。

よくある間違いは、「気持ち」ではなく「出来事」を答えてしまうことです。

たとえば、嫌なことがあった場面を書いても、それだけでは気持ちを答えたことにはならない場合があります。
でもその出来事は嫌な出来事なのは間違いないですよね。

だから繋がっているから同じゃないか!これが間違う子の言い分なのです。

ですから、家庭では「何が起きたか」と「そのときどう感じたか」を少し分けて考えられると見やすくなります。

ハマると意外とやっかいな問題パターンです。

心情問題で出来事は追えているのに答えがずれるときは、心情書き抜き問題 解き方と教え方 を合わせて読むと、場面の流れから出来事と気持ちを見分ける感覚がつかみやすくなると思います。

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家庭で見たいのは「惜しい不正解」の中身

どこが一つずれていたのかを言葉にする

書き抜き問題では、あと少しで正解なのに失点することがよくあります。
この「惜しい」が続くと、保護者の方もお子さんも疲れてしまいますよね。

でも、ここで大事なのは、「惜しい」で終わらせないことです。
どこが一つずれていたのかを、短く言葉にしてみるだけで、次の一問の見え方がかなり変わります。

たとえば、

  • 理由ではなく、出来事の説明を書いていた
  • 気持ちではなく、場面の様子を書いていた
  • 筆者の考えではなく、具体例を選んでいた
  • 字数は合っているけれど、設問には答えていなかった

こうした言い方です。
長い説明は要りません。どこがずれたかが一言で伝わるだけでも十分です。

必ず何が誤っていたのかを言語化してあげてください。
そうすることで、お子さんが文章を読んだときにどう捉えているのかも正確につかめてくるでしょう。

あけらめずに一緒に考えてみてください。

答えを教えるより、考える方向を細くする

家庭で見ていると、つい答えそのものを教えたくなることがあります。
その気持ちはとても自然です。時間もかかりますし、早く終わらせたい日もありますよね。

でも、書き抜き問題では、答えをそのまま伝えるより、考える方向を細くする声かけの方が役に立ちやすいです。

たとえば、

  • 「これは何を聞いている問題かな」
  • 「理由を聞いているなら、どんな内容が入りそうかな」
  • 「気持ちを聞いているのかな、出来事を聞いているのかな」
  • 「一番言いたいことは、どのあたりかな」
  • 「同じ言葉はなくても、近い意味の言い方はないかな」

このような聞き方です。

こうした声かけなら、お子さんが自分で考える流れを保ちやすくなります。
国語は、正解を教えてもらえばその場では終わります。けれど、考え方が残るのは、やはり自分でしぼったときです。
親が全部教えなくてよい、というより、全部教えない方が次に生きやすいことが多いのです。
ただ絞りやすいような声掛けや選択肢を用意することは意識してください。

物語文と説明文で見たい点を分ける

最後に、ここも少し意識しておくと役に立ちます。
同じ書き抜き問題でも、物語文と説明文では見たいところが少し違います。

物語文では、登場人物の気持ちや場面の流れ、会話の調子、行動の意味が大切になります。
そのため、心情問題だけでなく、指示内容や言い換えであっても、場面の流れを見ないと分かりにくいことがあります。

一方、説明文では、筆者の考えと具体例を分けて見る力が大切です。
意見の書き抜き問題で外しやすいお子さんは、内容が全然分からないというより、「どこが説明で、どこが主張か」が見えにくいことが多いです。

ですから、模試やテストを見返すときも、ただ「国語が苦手」で終わらせず、
「物語文の気持ちでずれやすいのか」
「説明文の主張でずれやすいのか」
をまず見ると、次の練習がかなり具体的になります。


まとめ

ここまで本当にお疲れさまでした。
ここまで読んでいただいて本当にうれしいです!

最後にさっと振り返ります。
勉強も最後の振り返りが重要です。

国語の記述問題が苦手なとき、つい「読めていないのかな」「本を読ませた方がよいのかな」と考えたくなりますよね。
もちろん、読むことは大切です。
けれど、記述問題でまず必要になるのは、それだけではありませんでした。

大事なのは、「何を聞かれているのか」に合わせて答えることです。
特に書き抜き問題は、この力を育てる入口としてとても見やすい問題です。
答えが本文にあるからこそ、設問の形式に合っているかどうかがはっきり出ます。

まずは、

  • 何を聞かれているかを見る
  • 答えの形をそろえる(文末表現)
  • 候補を比べる
  • 字数と内容を最後に確かめる

という流れを、親子で共有してみてください。

そして、「書き抜きが苦手」を一つにまとめず、

  • 指示内容
  • 言い換え
  • 意見
  • 心情

のどこで間違いやすいのかを見るようにすると、かなり言葉にしやすくなります。

そして演習を終えたら、その日の学習を振り返って、
何に注意しなければいけなかったのか、を再度整理してまとめてください。
次の演習時の確認リストになります。

国語の記述問題は、急に全部できるようになるものではありません。
でも、見る観点がはっきりしてくると、今まで何となく苦しかった部分が少しずつ整理されていきます。

今日からまず見るなら、「この問題は何を聞いているのか」と「その答えはどんな形になりそうか」の二つです。

その第一歩として、書き抜き問題の見方から入るのは、とても意味のある進め方です。

これで本当に終わりです。
また次回「部分記述問題」か「自由記述問題」でお会いしましょう!!


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