子供への接し方

ついつい怒ってばかりの人に。

怒る お母さん

こんにちは。

現役の塾教室長兼講師のトトです。

講師歴は10年になります。

 

子供が、言ってたことをやっていない、また同じ間違いをしている…

イラっ!としますよね。

気持ちわかります。

塾講師とはいえ、僕も人間です。

イラっとはします。

 

怒ってもなかなかわかってくれないこと多くないですか。

 

なぜ怒っても子供は同じ過ちを繰り返すのでしょうか。

またそもそも怒ること自体に意味はあるのでしょうか。

 

今回はそんなお話しです。

目次

step
1
響かない原因は怒る側に問題があると捉える

step
2
子供と怒る側の希望が違う

step
3
怒らず何をするのか

step
4
怒ってしまうのは、思い通りにできない自分への憤り

では一つ一つ見ていきましょう!

 

1.響かない原因は怒る側に問題があると捉える

「なんでできないの!?」

「なんでやってないの!?」

「いい加減にしなさい!」

「いいからさっさとやりなさい!」

などと怒ったことがあるかと思います。

この後、お説教タイムが始まると思いますが、

 

全く子供には響きません。

たとえ「ごめんなさい…。」とお子様が言っても、それは結果的にその場しのぎの言葉です。

また同じことを繰り返します。

だから徐々に強く怒るようにもなるのですよね。

 

「なぜわからないの…?」

 

実は僕も塾講師を始めた頃は、

「なんで言われた通りできないの!?」なんて、さすがにはっきり直接言葉にしては言わなかったですが、

気持ちではそう思っていました。

「ちゃんとやらないとダメでしょ!?」

こう言うと、生徒はシュン…となって反省したかに思えます。

で、「じゃあ次はしっかりやってくるようにね!」と言い、

生徒も「はい!」なんて言いますが、

 

最初の1週間はやってきますが、

次の1週間には忘れたりします。

 

宿題だけではなく、

間違えた問題に対しても、

「前も説明したでしょ!?」と、

二度と間違えないように怒って注意してまた同じミスをしてしまいます。

 

なぜこうなるのでしょうか。

結果から言うと「響いていないから」です。

これを回避するために「あなたの為を思って言っているのよ!」と付け加える人もいますが、

これも「全く響きません」

なぜ、響かないのでしょうか。

ここ、考えたことありますか?

 

それは『子供は、なぜ怒りに任せて怒られているのか』がわからないからです。

 

僕は怒っても怒っても結果的に全く響いていない状況を目の前にし、

怒り方がおかしいのか?とも考えました。

しかし、どんなに起こり方を変えても効果がないとわかったときに、

「怒る側に問題があるのでは?」と考えました。

 

こういうときって、どうしても「子供が理解がない」ととらえがちですが、

よくよく考えると、相手は子供です。大人に比べて知識も経験もありません。

そんな相手にこちらの理解を求めても難しいのではないでしょうか。

 

僕は「怒る側が子供を理解できていないのでは?」と考えるようになりました。

 

そうです。実は「怒っている側に問題があった」のです。

ココがポイント

怒っている側に問題があるのでは、と考えてみる

 

2.子供と怒る側の希望が違う

怒る側が子供を理解できていないのでは?

その理解とは、

子供のできない気持ちをわかってあげるなどという曖昧なことではありません。

子供はできなかった事が分かった時点で

「やってしまった…」

「また怒られる…」

と思っています。

問題はそんな「嫌な気持ちを察する」のではなく

 

どうすれば再度間違えないか、そのために「子供が欲しがっているモノ(情報)をわかっているか」です。

ここです。

子供は「マズイ状況にある」ことは重々承知しています。

だから、「もう間違えたくない!」「同じ過ちを繰り返したくない!」

という事は思っているに違いありません。

 

でもやってしまう…。

 

そういう子供は「どうしたら誤らないようになるのか、具体的にどうすればいいのか、」がわからないのです。

 

わからないからどうしようもない。

 

それなのに、「前も言ったでしょ!?」

なんて言われても、

 

「いやいや覚えているけど?でもやってしったんだから。わざとやって怒られたいわけないでしょ?」

という気持ちになります。

 

仕事でも、その会社の常識を押し付けられても

「いやいやそれはこの会社の常識で、そんな事教えられていないんだからわからないでしょ。もっと具体的に教えといてよ!」

となりませんか?

 

子供は「同じ過ちを繰り返さないために、どうすればいいのか、具体的な情報」を欲

しがっているのに、

 

怒る側は「自分が希望している結果だけが見たい」

となり、

 

一見同じ方向を向いているように見えますが、

前者は「具体策」を必要とし、

後者は「結果」を求めているのです。

こう書くと、頑張ろうとしている部下と無茶ぶりな上司、のように見えてきませんか?

こんなの、どう頑張ったって分かり合えないですよね?

ココがポイント

子供が欲している事と、怒っている側の希望が、「違う」いう事と認識する

 

3.怒らず何をするのか

ノート,勉強,お母さん

具体的に僕が何をしたか、ですが

宿題を忘れがちな子に対して、

「忘れないように気を付けるよう言ったでしょ!」と怒っても何の解決にもなりません。

そこで、

ポイント

①何をやるのか整理できていない子

⇒帰ってきてから今日やるべきことを書きださせる(Todo作成)


②宿題はやっているが、提出を忘れる子

⇒提出物を直に手に持たせて学校・塾に行かせる


③面倒くさがってやらない子

⇒宿題が出た次の日に塾に来させる(塾側でしっかり管理)

というようなことを1か月~3か月は繰り返させます。

 

何度も問題演習で同じようなミスをする子に対して

「なんでまた間違っているの!?忘れないように何度もやるよう言っていたでしょ!?」と怒っても何の解決にもなりません。

ポイント

①算数・数学の計算ミスが多い。

⇒例えば途中式をしっかり書いていない事が原因な場合、毎日計算問題を5~10問出し、途中式を書く事が目的でやらせる。(1週間)

「丁寧に途中式を書く事」が目的なので、正解していても一つでもいい加減にやっていれば×。一つでもバツがあれば、1週間追加する。


②算数・数学・理科の公式を忘れてしまう。(暗記系)

⇒毎日の算数の時間(学校・塾どちらも)で、ノートの一番上に忘れないようにしたい公式を書く(その授業の単元が異なっていても)(2週間)

※しっかり書いているのかを確認する事

 

などなど、書きだせばキリがないですが、

共通しているのは、

メモ

その子が、その過ちを繰り返さないために、何が必要かを

考え

実行し

管理する

です。

これを実行し始めてから、多少時間はかかりますが、確実に「できる」ようになる生徒が増えだしました。

さらに子供は

「見てくれている」事と

「達成感」の繰り返しで自己肯定感も増し、自発的に行う生徒も出始めました。

3か月間怒り続けて神経をすり減らすだけより、

確実さを求めた方が賢いとは思いませんか。

 

一度に結果にたどり着かせる事はなかなか難しいので、

「簡単な行動で」指示し、それを繰り返すことが重要です。

またしっかり管理する事が必要です。

 

怒る事ではありません。

問題解決に向けて動く事が大切です。

 

ココがポイント

何が必要かを、考え・実行し・管理する事!

 

4.怒ってしまうのは、思い通りにできない自分への憤り

怒る お母さん

ここまでやってきて、ふと気づいたことがあります。

「怒るって誰の得にもならないな」という事です。

 

怒られている子供は、

自分なりに気を付けているし、一生懸命やっているのにやってしまうのであって、

わざと同じ過ちを繰り返しているわけではないのに「怒られる事がよくわからない」上に、

怒られている状況に集中して、なぜ怒られているのかに集中できない。

 

怒る側は、

子供に響かないので、余計に怒りが増していくるが、それでも響かない。

なので怒っても効果がないので怒ること自体無意味。

という事です。

 

とはいえ、感情なので、怒ってしまいますよね。

なぜ怒るのでしょうか。

 

とても重要な話をします。

怒るのは「相手が自分の思い通りにできない自分への怒り」なのです。

「なぜできるように導けなかった?」

「なぜ気を付けられるようにもっと効果的なアドバイスできなかったのか。」

「なぜしっかりやれているか、毎日確認しなかった?」

など自分に落ち度があることを、相手に対して「前も言ったでしょ!?」などと相手に言う事で、一種の責任転嫁をしているのです。

だから相手に響かないのです。

 

怒ると疲れませんか。

誰も得しないのにエネルギーや時間を使うってバカげていると思いようになりました。

 

事前に子供がどういう結果になる場合があるのか、シュミレーションしてみましょう。

誰よりも長く付き合ってきた保護者なら、誰よりお子様の事を理解できているので、予測はできますよね(良くも悪くも)

事前にある程度わかっていれば、怒りも幾分か少なくなるかもしれません。

また、そうする事で、よりお子様の事を理解するきっかけになると思います。

是非やってみてください。

 

怒る事はエネルギーと時間の無駄遣いで、誰の得にもなりません。

 

ココがポイント

怒りは自分への苛立ち

ココがポイント

解決策を考えた方が子供の為

 

※今回は勉強に関して怒るという話しです。「怒る事」が必要な場合もあります。

僕が生徒に怒るときは以下のときです

全エネルギーと時間を消費して怒ります。

怒ることが必要だと思う事

① 人を傷つける行為をしたとき

② 親のお金を無駄に使うとき(塾の無断欠席遅刻・宿題をやらないなど)
※宿題を「忘れる」ではなく「やらない」場合です

③ 親にひどい言葉遣いをしたとき

 

まとめ

家庭学習,できる,わかった,小学生,中学生

いかがでしたでしょうか。

怒る事って感情なので押さえる事が難しいのですが、怒っても無駄、子供にとっては

逆効果にさえなりかねません。

また、後々の「怒り」をさらに作り出しかねません。

なのでまさに百害あって一利なしです。

明日から是非実行してみてください!

ポイントまとめ

  • 怒っている側に問題があるのでは、と考えてみる
  • 子供が欲している事と、怒っている側の希望が、「違う」いう事と認識する
  • 何が必要かを、考え・実行し・管理する事!
  • 怒りは自分への苛立ち
  • 解決策を考えた方が子供の為

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