こんにちは。
現役の塾教室長兼講師のトトです。
講師歴は10年になります。
今回は英語リスニングの学習のさせ方についてです。
「自分は英語全く聞き取れないし、喋れないから教えられない」
という保護者の方も大丈夫です!
この指導法で生徒に教え始めたとき、講師である私自身も得意ではありませんでした。
ところがこの指導法で生徒の成績が上がり始め、私自身のリスニング力も格段に上がりました。
なので安心して最後までお読みいただければと思います。
注意
※この記事は、リスニング初心者、もしくはなかなかリスニングで点数の取れない中学生・高校生向けです。
もちろん子供と一緒に成長したい!という保護者にもOKです(*^^*)
メモ
使用教材は英検レベルで言うと、高くても4級・3級あたりにしておいてください。
よくわからないという方は英検の公式ホームページにリスニングの過去問があるので、そこで速さを確認してみてください。
では目次です。
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1まずはリスニングでの英文を書きだそう
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2リスニングのスクリプトを見て、聞き取れなかった単語は何かチェックする
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3再度リスニングをおこない、確認のあと音読を
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4リスニングスピードを上げてみよう!
では一つ一つ見ていきましょう
目次
1.まずは聞いたリスニングでの英文を書きだそう
点数を取るためにはリスニングで流れる英文を全て完璧に聞き取る必要はありません。
しかし、初心者はまずは耳をリスニングに慣らせる事が重要です。
そのために、聞いた英文をそのままノートに書きだしてみましょう。
(3級程度まででしたら、そこまで速くないと思うので聞きながら書く事はそこまで難しくないと思います。仮に早すぎると感じたとき級を下げましょう)
英単語がわからなければカタカナのまま書いてもらって結構です。
とにかく「どのように聞こえたのか」を確認するためにおこないます。
これから改善していくので、今全て完璧に聞き取れなくてもOKです。
まずは現状の確認です。
ココがポイント
2.リスニングのスクリプトを見て、聞き取れなかった単語は何かチェックする
次に、リスニングの問題集には必ず「スクリプト」と呼ばれる、
リスニングで流れてきた全英文が記載されたものがあります。
それと、自分が書いた英文とを見比べましょう。
このとき、いくつか、「全く違う単語を書いている」「全く聞き取れていない」など、問題点が見えてくるでしょう。
それがその子のリスニングでの苦手内容です。
これはお子様によって様々です。
なので、「書き出し」「比較」が重要なのです。
それらをチェックしたら、その単語を書きだして、
実際に聞こえる読み方をカタカナで構わないので書いておきましょう。
ポイント
※聞き取れていないものでのあるあるは、
「読みが母音・ハ行」で始まる単語、
意味を聞き取る上でさほど重要ではなく短く読まれるもの、
は聞き漏らしている事が多いです。
(例:will,have, that,to など)
ココがポイント
自分が聞き取れない単語・発音を明確に把握する
3.再度リスニングをおこない、確認のあと音読を
さて先ほど書いた、自分が苦手な英単語を手元に置きながら、再度同じ英文を聞いてみましょう。
前後の単語とのつながりなども確認しながら聞きます。
「なるほど、確かにこのように言っているな!」などと確認出来たら、
今度は自分で発音(音読)してみましょう。
見よう見まねで結構です(外人になり切りましょう(笑))。
発声する事で、体で覚えます。
自分の部屋で一人なら恥ずかしくないですよね!
ココがポイント
ココがポイント
4.リスニングスピードを上げてみよう
さて、一応リスニングの勉強法の基本としては上記1~3までで結構なのですが、
もしリスニングデータの再生速度を変えられる場合は、先ほどと同じ内容のスピードを速くして聞いてみてください。(1.2~1.5倍程で結構です)
(もちろん聞き取れなかった単語も確認してくださいね)
それを3回ほど繰り返した後、
もとの再生速度で聞き直してみましょう。
きっと驚くほど遅く感じるでしょう。
これをリスニング3問ほど繰り返せば、
自分にとって苦手な箇所、クセなどもわかり、
リスニング中、気を付けて聞く箇所がどのあたりか、自然とわかるようになってきます。
これ、中学生の定期テストの場合、市販の学年対象のリスニング問題集を購入いただき、定期テストの日の朝にやってください。
リスニング、めちゃくちゃ聞き取れるようになりますよ!
(設問に答えられるかどうかは読解処理能力もあるので別ですが…)
ココがポイント
まとめ
さていかがでしたでしょうか。
お子様に「教える内容」としてはそこまで難しいことではないですし、お子様一人でもできそうですよね。
ただし、最初の何回かだけはスクリプトと比較するのは一緒にやってあげてくださいね。
どこが聞き取れてどこが聞き取れていないかの識別ができない子もいますので。
聞き取れないとおっしゃる保護者様、大丈夫です。
ここまでお読みいただき、その目的と意図が分かったうえで聞くと、「あーここをこんな風に聞き取ってるなぁ」と分かるようになります。
最初は時間がかかり面倒ですが、お子様が慣れたら、一人で効果的に学習できるようになります。
「同じ英文を何度も聞き倒す!」これが基本です!
僕が見てきた生徒はこれで全て点数アップしています。
是非取り組んでみてください!
ポイントまとめ
- 自分の耳がどの程度英語慣れしているのか、確認のために聞こえた英文を書きだす。
- 自分が聞き取れない単語・発音を明確に把握する
- 聞き取れなかった単語は必ず聞き直す
- 音読・発声で発音を体で覚える
- 再生速度を速くして、一段階速いものに耳を慣らして自信をつける
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