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中学生

テスト後の復習法(中学生の定期テスト)

こんにちは!

塾講師歴15年、まなびノートのトトです。

定期テストは「点数をつけられるイベント」ではなく、次の点数を上げるための診断です。

そのために必要なのは、「相手(テスト) 己(自分の得意・苦手)」を正確に知ること。

ここを外すと、復習は「反省した気分」で終わり、次回の定期テストもまた同じことの繰り返しとなります。


この記事でわかること

  • テスト後にやるべき復習の手順(確認→分別→分析→改善→習慣→目標)
  • 「正解した問題もチェックする」理由とやり方
  • 原因別トレーニング(ミス・時間不足・暗記不足など)の作り方
  • 次回のテスト対策につながる“出題のクセ”の残し方

まずは頑張ったことを認める

点数が悪くても、しっかりテスト勉強をやりきれなかったとしても、まずは無事テストを終えたことに対してお疲れ様という気持ちで「よく頑張ったね」と労ってあげてください。

これを怠ると、これからの振り返り・次回の定期テストへの作戦会議が全く機能しなくなります。

前回も振り返りと計画を立てて臨んでいた場合は

この記事の通りに計画を立てて実行していれば、必ず「できたこと」があるはずです。

まずはそこを盛大にほめてください。点数はあとです。

そのため、記事の終盤にも触れていますが、次の定期テストまでの課題に「できること」を必ず盛り込んでください。

復習とは「確認 → 分別 → 分析 → トレーニング化 → 習慣化 → 目標共有」

テスト後の復習は、ノートをきれいに作ることではありません。

次回の点数を上げるための作戦会議です。やることは6つだけ。

  1. 問題構成を確認する(確認作業)
  2. できた/できないを分ける(分別作業)
  3. なぜそうなったか原因を特定する(分析作業)
  4. 原因に合わせたトレーニングを作る(改善作業)
  5. 毎日やる仕組みにする(習慣化)
  6. 次回の目標を決め、見える場所に置く(目標共有)

順番通りに確認していくと、次回への課題が抽出しやすいと思います。


1)相手(テスト)と己(自分)を知る:まず“思い込み”を捨てる

よくある言い方に「ケアレスミスが多かった」があります。

でも、この言葉は便利すぎて危険です。

ケアレスミスって「よくわかっていないミス」なんです。

よく考えてください。例えば簡単な引き算で繰り下がりのミスをした。これって本当に笑えるようなミスですか。中学生で引き算間違えているのですよ。難しい問題で間違えるよりも重大なことじゃないですか?

またこれは理科や社会に多いのですが、その正解している記号問題、「たまたま正解した」んじゃないですか。

正解もしっかり確認し、本当に理解して正解している問題を確認してください。

  • 本当に“不注意”なのか?(理解不足や間違ったクセを単なる不注意扱いにしていないか)
  • 本当に“正解”なのか?(勘で正解したことを実力扱いしていないか)
  • 本当に“時間不足”なのか?(読むのが遅いのか、解くのが遅いのか、ボーッとするクセが発動していないか)

厳しい言い方をしますが、感覚・運・言い訳を排除して、答案を材料として見てください。

正直見えている〇とか✖とかどうでもいいです(これは次回の定期テストのための材料集めですから)


2)問題構成を確認する【確認作業】(10〜15分)

やること:大問ごとに「単元・形式・量」をメモする

大問ごとに、次の3点をチェックします。

  • 単元:どの単元が何点分出たか
  • 問題形式:用語/計算/記述/選択/作図/資料読み取り など
  • :問題数・ページ数・記述の行数・計算の桁数・資料の数 など

最後に、その教科の出題のクセを一言で残します。これが次回の武器です。

例:数学の出題のクセ(よくあるパターン)

  • 大問1:計算が多い(配点は低めでも落とすと痛い)
  • 大問2:文章題が2問(式を立てる力が必要)
  • 大問3:関数は必ず出る(グラフ+文章)
  • 大問4:図形の証明が1題(部分点が出やすい)

例:理科・社会の出題のクセ(よくあるパターン)

  • 用語暗記だけでなく、資料・グラフ・表の読み取りが多い
  • 記述は「理由を説明させる」「比較させる」が定番
  • 社会は「年代」「地域」「因果関係」が絡むと失点しやすい

この“クセ”を把握すると、次回の勉強は「全部やる」から「当てに行く」に変わります。


3)間違えた箇所と正解した箇所も確認【分別作業】

重要:正解=実力とは限らない(ここが一番差がつく)

テスト後に「間違い直しだけ」する人が多いですが、点数が伸びない原因になりやすいです。
なぜなら、正解に混ざっている「まぐれ正解」を放置してしまうから。

  • 「なんとなく選んだ」「勘で合った」→ 実質“できない”
  • 「途中があやしい」「説明できない」→ 次回は落とす確率が高い

おすすめ:4分類(答案に記号を書き込む)

  • A:自力でできた(再演習は少なめでOK)
  • B:できたが不安(たまたま/途中が怪しい/説明できない)
  • C:ミスで落とした(理解はあるが手順・注意が雑)
  • ☑️ D:そもそも解けない(理解不足・未習得)

この分類をすると、次にやるべき勉強が“見える化”されます。

事例:英語で70点台が止まる生徒

選択問題が多いテストで、勘で正解が混ざっていた。

B分類を放置していたため、次回は同じタイプで失点。

→ Bを「根拠を言えるまで」やり直したら、次回は80点台に乗った。

こんな感じです。


4)なぜ間違えたか、解けなかったかを考える【分析作業】

原因は多そうに見えて、だいたい次の3つに収束します。

原因①:そもそも理解できていない(学習量不足)

  • 公式や語句を覚えていない
  • 解き方の型が頭に入っていない
  • 似た問題を解いた回数が少ない

原因②:雑(焦りすぎ)

  • 計算が飛ぶ、途中式が省略される
  • 問題文の条件を読み落とす
  • 漢字・単位・符号などの“詰め”が甘い

原因③:時間が足りない(配分ミス)

  • 読むのが遅い
  • 解き方で迷う時間が長い
  • 見直しの時間がゼロ

※「時間が足りない」は言い訳になりやすいので、必ずこう聞きます。
『どの大問で、何に時間を取られた?』
ここまで言語化できないなら、原因は別にある可能性が高いです。


5)原因に基づいたトレーニングが必要【改善作業】

ここからが「点数を上げる復習」です。
やることは簡単で、原因→対策を1対1で結びつけるだけ。

A)途中式が雑でミスが多い → 「丁寧に書くトレーニング」

  • 1問だけでいいので、途中式を行ごとに書く
  • 計算は「=」で縦にそろえる
  • 途中で暗算に逃げない(暗算はミスの温床)

事例(数学)
80点→90点を狙う生徒が、計算ミスで8点落としていた。
1日10分「途中式を丁寧に書く」を2週間続けたら、ミスが半減。
結果、見直しも早くなり、次のテストで点が上がった。

B)問題文を読めていない → 「条件チェックの型」

  • 条件に下線(数値・単位・条件語:以上/未満/それぞれ/少なくとも など)
  • 「何が分かっていて、何を求めるか」を1行で書いてから解く
  • 記述は「結論→理由→具体」で型を固定する

事例(国語・理科の記述)
理由説明で「何となく書く」癖があると部分点が取れない。
型を決めるだけで、同じ理解でも点が上がる。

C)時間が足りない → 「制限時間つきトレーニング」

  • 1問でもOK、3分/5分で区切って解く
  • 時間内に終わらなければ、解き方を確認して同じ問題を翌日もう一度
  • 解く順番も決める(得点源→難問の順)

ポイントは、速く解くより「迷う時間」を減らすことです。

D)暗記が足りない(英単語・理社用語) → 「回転数を増やす」

  • 例:1日5語だったなら、10語にして2周
  • 覚え方は「見て→隠して→言う(or 書く)」のセット
  • 3日後・7日後に必ず再テスト(忘れる前提で回す)

事例(英語)
単語が弱いと長文が読めない。読めないと内容が分からない。
結果、本文以前で詰まる。
→ 単語だけを2周回したら、読むスピードが上がり、長文の正答率も上がった。

E)「できたが不安(B)」が多い → 「説明できるまで口頭チェック」

  • 正解した問題を、解法を口で説明してみる(30秒でOK)
  • 説明できなければ、次回は落とす可能性が高い
  • Bは「できる」に昇格させるまで放置しない

6)毎日の習慣にすることが重要(1回の解き直しで終わらない)

復習の失敗パターンはこれです。

  • 返却日に解き直し→満足
  • 1週間後には同じミスをもう一度する

改善トレーニングは、毎日が最低条件です。
ただし、長時間は不要。続かなければ意味がありません。

おすすめ:毎日15分の「復習タイム」

  • 平日:15分(短くてOK)
  • 休日:30分(余裕があるなら)

やる内容は、上で作ったトレーニングだけ。
あれこれ手を出さず、同じ型を繰り返して“自動化”させます。

習慣化のコツ(続かない人ほど効果あり)

  • 時間を固定する(例:夕食後すぐ、風呂の前など)
  • 机に教材を出しっぱなしにする(準備の手間を消す)
  • 親が「今日の15分やった?」と“確認だけ”する(説教は逆効果)

7)次回のテストの目標を決める(目標共有)

目標は「点数」だけだと弱いです。行動目標をセットにします。

目標の作り方(おすすめ)

  • 点数目標:数学80→88点
  • 行動目標(3つまで)
    • 計算問題は途中式を必ず書く
    • 週3回、3分制限で関数を解く
    • 英単語は1日10語×2周

「点数」だけではなくて、やり切れば「できる」ことを必ず盛り込むこと

これをしなければ、テストが返ってきたときに「ほめること」がない状況になる可能性があります。絶対に盛り込んでください!

重要:目標は“共有し続ける”

  • 毎日口にする(自分・親)
  • 目に入る場所に貼る(机/ノート表紙/スマホのロック画面)
  • 次回のテスト勉強開始日に、前回の反省を最初に見る

「反省した気」になって終わるのが一番もったいないので、
次回のスタート地点に必ず置くのが勝ちパターンです。


すぐ使える:テスト復習チェックシート(コピペ用)

① 出題のクセ(確認)

  • 教科:
  • 大問ごとの単元:
  • 形式(計算/記述/選択など):
  • 量(問題数・記述量):
  • 出題のクセ(次回に向けて一言):

② 分類(分別)

  • A(自力でできた):
  • B(できたが不安):
  • C(ミスで落とした):
  • D(そもそも解けない):

③ 原因(分析)

  • 理解不足:
  • 雑/焦り:
  • 時間不足(どこで何に時間?):

④ トレーニング(改善)

  • 毎日やること(15分):
  • 週3回やること:
  • 週1回チェックすること:

⑤ 次回目標(共有)

  • 点数目標:
  • 行動目標(3つまで):

よくある失敗(これを避ければ伸びる)

  • 間違いだけ直して、正解を放置する(まぐれが残る)
  • 「ケアレスミス」で片付けて、原因が曖昧なまま
  • 反省はしたのに、次回の勉強開始時に見返さない
  • トレーニングが“気分”で、習慣化されない

まとめ

  • 点数を上げる復習は、相手(テスト)と 己(自分)を知ることから始まる
  • 復習は「確認→分別→分析→改善→習慣→目標共有」の順番がすべて
  • 正解した問題の検証(まぐれ正解の排除)が、次の定期テスト点数の向上に必要【見落としがち】
  • 1回の解き直しで終わらせず、毎日の短時間トレーニングに落とし込む

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