提出物や課題に追われるだけの勉強では定期テストで点数を取ることは困難です。
追われるだけのテスト期間とは今日でお別れです。
この記事では「テスト勉強計画」の作り方を、手順に沿ってまとめました。最後に「定期テスト計画テンプレ」も用意しています。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
1) テスト勉強を「いつから始めるか」を決める要素の確認
テスト勉強はいつから始めるべきなのでしょうか。1週間前?2週間前?それとも3週間も前から??
いつの間にかテスト10日前になっていて「え??急いでやらせなくては!!」と思った経験ありますよね。
あれこれ焦って詰め込んでやることに追われて…。
いつから始めるかをはっきり決めていれば急に焦ることもなくなります。
そのために必要なことは決意や勇気ではなく、「開始日を決める要素」を把握していることです。
1ヶ月ほど前には「あと1か月後にテストか。そろそろ計画作りが必要だなぁ」と思っておくこと。
開始日を決める5要素
- テスト範囲の広さ(単元数):英数が広い/理社が暗記多い→前倒し
- 提出物の量(ページ数・冊数):多いほど前倒し必須(後回しにすると一番苦しい)
- 現在の理解度:つまずきがある科目は「理解回復」が必要で時間がかかる
- 部活・習い事・行事の密度:忙しい週は“やる量を減らす”前提で前後に寄せる
- 目標点:目標が高いほど「2周・3周」が必要→早く始めるしかない
これらを考えて4週間前からやらせる必要があると判断した場合は、それは普段の学習の仕方のお話しになってくるのでそれは別の記事にてご案内します。
迷ったらこの目安
| 目標・状況例 | 開始の目安 |
|---|---|
| 平均〜平均+10点くらい/ノート・ファイル整理がしっかりできている | 2週間前 |
| 苦手が多い/提出物が多い/ファイル整理ができていない | 3週間前 |
| 普段の学習からしっかり取り組めている | 1週間前 |
目安より大事なのは、「提出物+演習2周」が計画に入るかどうか。入らないなら開始日を早めるしかありません。
2) 提出物の確認と、その方法(重要)
提出物は「やる量」と「かかる時間」の把握が重要です。
最初に提出物を確定→分解→時間見積もりまでやると無理のない計画を立てることができます。
提出物の確認ルート(おすすめ順)
提出物の詳細は学校から配布される「テスト範囲表」に書かれていることが多いですが、このテスト範囲表はテスト1週間前に配られることがほとんどで、1週間前から手を付けているようでは間に合わないことがほとんどです。
ではどうやって2週間以上前から計画を立てるのか、というと、
毎回提出させられている提出物を把握しておくことです。
その他提出物の確認の仕方をリストにまとめました。下記の順で確認してください。
- 【超重要】毎回必ず提出させられているレギュラー提出物(副教材の問題集など)
- 学校の先生の指示(授業・配布プリント・Classroom等)
- テスト範囲表(提出物確定)
- 学校ワークの提出ページ指定(テスト範囲表に含まれていることが多い)
- 友達に聞く(最後の保険。ズレる可能性あり)
確認したら、必ず「分解」する
「数学ワーク提出」ではなく、ページ数・枚数・直しまで分けます。
- 数学ワーク:P1〜P20(20ページ)
- 直し:間違いだけ(想定30分)
- 先生指定プリント:3枚(各20分)
「何分で終わるか」まで見積もって初めて計画になります。見積もりが苦手なら、初日に10ページやって“実測”し、翌日から修正しましょう。
※ただし、あくまで目安であり予定です。守れなかったり計画がズレても問題ありません。重要なのは「把握すること」です。
3) 演習量の確認の仕方(「何周するか」を数字で決める)
点数が伸びる計画には、必ず演習の総量が入っています。伸びない計画は「提出物だけ」で終わります。
間違い直しのやり方など、学習の仕方に関する内容は別の記事でご案内します。今回はあくまで「計画の立て方」です。
演習量の基本ルール(目安)
- 最低ライン:学校ワーク1周+間違い直し(=実質1.5周)
- 伸ばすライン:2周(1周目→理解、2周目→得点)
- 上位狙い:2周+弱点演習(苦手単元だけ3周目)
「量」を可視化する(例)
ここでは提出物及び提出物以外のものも含めて何をどれくらい行うのかを、点数が取れることを前提として洗い出します。
- 教科書本文:音読3回(10分×3)
- ワーク(提出物):P1〜20(1ページ8分×20):2週目 (1周目の直し 1ページ4分×20)
- 単語:50語×3日(10分×3)
ポイントは、ページ数/問題数/回数/時間で必ず数字にすること。「しっかりやる」とか「頑張る」などは計画ではありません。
問題の解き方や丸付けの仕方はこちらを参考にしてください。
4) 週ごとの捉え方(計画を立てるときの“週の役割”)
演習量を確認した後は、それらをいつおこなうのか、日にちに振っていきます。
まずはざっくり3つの週に分け、週ごとに何を行うのかの目安に合わせると決めやすくなります(3週間前スタート想定)。
3週前:準備週(集める・分ける・穴を見つける)
- 範囲・提出物を確定
- 1周目の入口だけ触って「詰まり単元」を発見
- 苦手単元は“理解回復(教科書・解説)”を先に入れる
- ファイルやノート整理ができていない場合は、まずは今までの内容の整理(抜けているものはすぐに友達や先生に相談して用意する)
2週前:1周目(理解を作る週)
- 学校ワークを進める(わからない問題を放置しない・集める)
- 間違いに印をつける(2周目の地図を作る)
※まだ提出物がはっきりしていないときは、毎回必ず提出物に指定されるもの(ワークが多い)を中心に先に進めていきます。
1週前:2周目(点を取る週)
- 間違い問題を潰す
- 発表された提出物で新たに用意が必要なもの
- テスト形式で時間を測る(数学・理科計算・英語は特に)【点数をとるために重要】
直前3日:仕上げ(暗記とケアレスミス封じ)
- 理社:一問一答・用語
- 英単語・漢字(←コレ効きます。ただしその前までに何度かやっていることが前提)
- 見直しポイントを固定(自分ルール化)
土日の使い方がカギ!
これ、超重要です。土日の使い方でかなり差が出ます。
ポイントは「詰め込みすぎない」ことです。土日は時間があるのであれこれ詰め込みたくなりますが、計画は計画通りに進まないことが当たり前です。
そこで、土日は「平日でやりきれなかったことを取り返す日」としてください。
もちろんそれ以外も予定は入れますよ。でも必ず「遊び」を持たせてください。
- その週にできなかったことを行う時間を確保しておく
- 平日ではやれない学習を率先していれる
- 翌週の確認を必ず行う【これも大事】
「今週は何の週?」が曖昧だと、毎日が中途半端になります。週の役割を決めると迷いが消えます。
5) 子どもの性格タイプ別 計画例(うまくいく設計に変える)
参考として性格タイプ別に課題と対策事例をまとめてみました。
お子様の性格や特徴に合わせて課題と対策を洗い出してみてください。
A)授業聞かない、整理整頓できない子
- 課題:情報が散らかり、計画倒れしやすい
- 対策:整理整頓するところからはじめる
計画の型(例)
- 1日あたりやること2つまで(多いと崩れる)
- 1つにかける時間は15〜30分で終わる形に分割(問題数でも可)
- 毎日「終了チェック(○)」を親が見る(管理を親に寄せる)
具体例(平日)
- 数学:ワークP2(20分)+直し(10分)
- 理科:用語20個(15分)+ワークP1(15分)
とにかく「解ける」より「整理できる」「問題解く」を小さくたくさん積み重ねてください。
B)ノートも丁寧、整理整頓バッチリ!でもおっとりタイプ
- 課題:丁寧すぎて遅い。完成度に時間を吸われる
- 対策:時間で区切る/自分の中の8割の完成度で次へ行くクセ付け
- 1タスクに制限時間(例:英語ワーク40分)
- まとめノートは最後(直前の整理用に短時間だけ)
具体例(休日)
- 英語:ワーク8ページ(40分×2セット)
- 社会:一問一答30分→間違いだけ印→翌日もう一回
「まとめノートなんていらないよ!」なんていきなり言い切ってしまうと、やる気もなくなると思うので、例えば時間で区切るとか、まとめのノートは1教科だけにするとか、譲歩しながら少しずつ「まとめノート完成=勉強した」から離してあげてください。
C)授業もノートもばっちり、でもあわてんぼうで雑なタイプ
- 課題:解けるのにミスで落とす。見直しが機能していない。
- 対策:ミスの型を固定して潰す/時間を測るけど丁寧に
- 毎日1回はタイムアタック(数学10問/10分など)※あくまで丁寧に落ち着いて取り組む。
- 間違い直しは「解き直し」+原因を一言メモ(符号/単位/写し間違い/条件見落とし)
見直しチェック(例)
- ①符号 ②単位 ③途中式の数字転記 ④問題文の条件
正解していても雑に解いてるようなら「✖」にしてください。目的は慌てずに解くためのトレーニングです
D)しっかりしていて100点を狙っているタイプ
- 課題:やり込みは強いが、詰め込みすぎて疲れる/優先順位が崩れる
- 対策:上限を決める/弱点に集中
- 基本:学校ワーク2周(満点狙いでも土台)
- 追加:先生の傾向に合わせて(英:本文+文法+単語/数:ワーク+類題/理社:用語+記述+資料)
- 直前3日は新しい問題より落とし穴潰しに集中
100点は「ミス0」ということです。変に難しい問題ばかりをするのではなくあくまで「✖」をなくすための勉強を考慮してください。
まとめ:計画は「提出物→演習量→週の役割→性格最適化」の順で作る
- 開始日は提出物+演習2周が入るかで決める
- 提出物は最初に確定し、分解して時間見積もりする
- 点を伸ばすには演習量(何周するか)を数字で入れる
- 週ごとに役割を決めると迷いが消える
- 性格に合わない計画は続かない。設計を変えれば継続できる
SL4:定期テスト計画テンプレ(書き込むだけ)
ここまで読めたら、次は「書くだけ」です。計画は頭の中に置くと崩れます。1枚に落として、迷わない状態にしましょう。
このテンプレは、この記事の順番どおりに埋めれば計画が完成します。
- 提出物を「分解」して、必要時間を見える化
- 演習量(何周するか)を数字で確定
- 週の役割(準備→1周目→2周目→仕上げ)に割り振る
- 1日2〜4タスクに落として、続く形にする
※スマホで見ながらでもOK。できれば“提出物”だけ先に埋めると、計画が一気に現実になります。
