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時間を意識した勉強がなぜ必要なのか【集中力とテストでの時間配分】

勉強,時間,管理

こんにちは。

現役の塾教室長兼講師のトトです。

講師歴は10年になります。

 

自宅でお子様に勉強させる際に、基本事項や、問題を解くための方法などをしっかり確認させる事はとても重要です。

ただし「時間を意識する」という事も大変重要です。

普段の勉強の中で「時間」を意識する事がなぜ重要なのか、についてお話ししていきたいと思います。

step
1
「速く解く」には「慣れる」から!


step
2
暗記や確認学習にも「時間管理」を


step
3
「使いやすいタイマー」の使用を

 

1.「速く解く」には「慣れる」から!

速く解く事に慣れる

基本の理解や、問題を間違えたときにしっかり考察する事はとても重要です。

ここは時間をかけてください。

いわゆる「できない子」というのは、できる子の「速く解くイメージ」が強すぎて、それを真似ようとします。

子供は人真似から入って学ぶことが多いですからね。

しかし、理解ができていないのに、形だけ真似てもなかなか正解にはなりません。

そういったお子さんは、まずは「考える事の定着」から行う必要があります。

※この記事は基本的な学習姿勢が身についたあとのお話しです。そのうえでお読みください。

 

では、考える事が定着し、理解力もついてきたとします。

ただしそれだけでは「点数」は取れません。

点数を取るために重要な事の一つとして、「速く解く」ということが挙げられます。

しっかり内容を理解していても、決められた時間内にたくさんの問題を処理しないと点数には結びつきません。

とはいえ、時間に迫られることに慣れていない子は、

時間内に解くことばかりを優先し、日頃培った思考して解く事が疎かになりがちです。

または、あまりにもじっくり解きすぎて、解く問題数が少なく点数に結びつかない、という結果になることも多いです。

テスト本番での時間の使い方(時間配分)に慣れるためにも

まずは「時間を測って問題を解かせる」という事を始めてください。

これはテスト形式だけではなく、問題集の1問を解くといった場合にも「5分で…」など、ダラダラ解かずにメリハリをもって問題に臨むことを行ってみてください。

最初はいつもより少し短めの時間で設定して解かせます。

そして徐々に時間を短くしていく、といったイメージです。

 

いきなり短くすることは避けた方が良いです。

正解していなければ意味がないので、普段1問に5分かけているお子様で、それをいきなり1分でやれ、

となると、当然ミスが多くなります。

正解する手順を踏まえながら速くする、という事がとても大切です。

そういった意味で「徐々に」時間を短くしていくという事です。

 

指定した時間内にできなくても決して怒ってはいけません。

そもそもこれは、時間に迫られても、焦らずいつも通りのポテンシャルを発揮するトレーニングでもあるのですから。

「時間に迫られる事自体に慣れる事」がこのトレーニングの目的です。

 

いずれテスト形式のものでも行い、時間内にできないときに、どこを速くすれば少しでも問題数をこなせるのか、を必ず一緒に考えてあげましょう!

いくつかの模試などを用意して、時間がかかっている問題、もう少し速く解いてもミスしなさそうな問題、などいくつか共通点が出てくるかと思います。

そして細かい単元ごとに速く解くトレーニングを入れてみてはいかがでしょうか。

実際、僕もこのように、

時間設定⇒結果分析⇒課題設定

の繰り返しです。

いきなり速くはなりません。

やる方も見る方も何より「根気」も必要です。

ココがポイント

まずは時間に迫られることに「慣れる」事が目的

ココがポイント

速く解かせるトレーニングは「徐々に」が重要

 

2.暗記や確認学習にも「時間管理」を

勉強、時間管理が大切

「速く解く」為の時間制限ではなく、

今度は例えば初めて学習する内容のおさらいなど、

「普段の勉強においてどのように時間管理」するか、です。

大きく分けて2つあります。

1.時間制限メリハリ型

2.時間計測モチベアップ型

 

1.時間制限メリハリ型

漢字や英単語、語句などの「暗記」ですが、

得意なお子様は特に何も意識することなく覚えていけますが、

そうではないお子様はなかなかに暗記作業に苦労するかと思います。

 

ちなみに暗記ができない理由を簡潔にまとめると以下です。

・暗記用の脳トレがしっかりできていない。

・テストまでにアウトプット用の練習をしていない。

詳細は以下の記事を参考にしてください。具体的な対処法も書いています。

足し算引き算
小学1年生の繰り下がりの引き算

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だらだら時間をかけて暗記作業をしても時間の無駄です。

ただ「やって覚えた気」になるだけで、結果は伴いません。

そこで、

時間を区切り、管理をして、集中して覚えましょう。

例えば1ページ10分など、タイマーでしっかりカウントダウンし、時間がくれば小テスト…など、

メリハリの利いた学習が効果的です。

時間設定は試験的に実際にやってみて、お子様が取り組みやすい時間設定にしてください。

 

また復習的に、学習した内容を確認する際も「○○分で見返す」というように、

集中力が途切れない程度の時間設定にすることが重要です。

できれば小テストを自作してやらせるのがベストです。

これらを繰り返せば、自然と「自分に合ったの暗記量・時間」を体で覚えるようになります。

 

時間に迫られると人間はその時間内に完結させようとします。

時間内にすべてできなくてもよいのです。

目的は「集中させる」ことなのですから。

 

テストのときは敵になる「迫りくる時間」を、自分の勉強に取り入れ、利用してあげるのです。

 

ココがポイント

迫りくる時間を利用し、集中できる時間をつくる

 

2.時間計測モチベアップ型

先ほどは「カウントダウン方式」によって時間に区切りをつけて学習する内容のお話しをしてきましたが、

今回はその逆、「カウントアップ方式」(時間計測)です。

つまり、一つの勉強にどれだけ時間が掛かったか、を計測するのです。

この方法が最も効果を発揮するには、時間計測した後に「記録」することです。

記録する際は、

方眼ノートのマスを塗りつぶしてくようにすると、

長くなった分だけ「勉強したな!明日はもっと頑張るぞ!」とモチベーションアップに繋がります。

 

ただしこれには注意が必要で、

集中して勉強できないお子さんにやらせると、

ただダラダラ過ごして勉強した1時間も「勉強した時間」になるので、モチベーションが上がっても結果が伴なわない事が多いです。

必ず、決めた時間はしっかり集中できる状態を作ってからこれを行う事を勧めます。

※タイマーを2つ使用すれば並行して行う事が可能ではあります。

 

ココがポイント

時間計測モチベアップは、集中して時間を使えるようになってから

 

3.「使いやすいタイマー」の利用を

使いやすいタイマー,学習効率アップ

さて、時間管理をする上で必要不可欠なのが「タイマー」です。

親も子も「使いやすいタイマー」を使用することをお勧めします。

その上で、使いやすさの目安となるのタイマーの機能についてまとめました。

これから購入しようと思われている方は是非参考にして下さい。

時間管理必要機能

1.カウントダウン機能

2.10キー仕様(数字ボタン仕様)

3.大きな液晶

4.5分前お知らせ機能

5.音量設定機能

6.100均はどう?僕が教室で使用しているタイマー

では一つ一つ説明していきます。

 

1.カウントダウン機能

まずは「カウントダウン機能」がついたもの。

これは必須ですよね(笑)。

『キッチンタイマー』と名がついたものだと、カウントダウン機能が付いている事が多いです。

たまにカウントアップしかないモノもあるのでご注意下さい。

2.10キー仕様(数字ボタン仕様)

個人的に最もお勧めしたいのが「10キー仕様(数字ボタン仕様)」のタイマーです。

「10キー仕様」というのは、電卓のように、「0~9」までの10個の数字が一つ一つボタンになっているものです。

できたらこの仕様になってるタイマーをお勧めします。

これがあると細かい時間設定が楽に行えます。

ない場合は例えば「分」と書かれたボタンを設定分の回数だけ押さなければなりません。

 

毎日同じ時間の設定なら良いのですが、

本番のテストに向けて、同じ時間や、5分短くしたり、

またそれを教科毎に変えたり、

おこなう内容(暗記)によって設定時間が異なる…。

となってくると、毎回時間設定をするときにストレスになります。

(僕は塾でたくさんの生徒に対して同時にタイマーを使っているので、生徒や教科により設定時間がバラバラです。この機能がないと、時間設定だけで時間がとられてしまいます(-_-;))

 

3.大きな液晶

次に、「大きな液晶」これも重要です。

「残り何分かなぁ」と確認したいときに、『さっと見た時にすぐ認識できる』ことはとても重要です。

特に時間に迫られながら集中して取り組んでいるときに、

さっと確認できず、わざわざタイマーに手を取り目の前で確認していると集中が途切れます。

それを防ぐ意味で「視認しやすいサイズの液晶画面」が搭載されたタイマーがお勧めです。

 

4.5分前お知らせ機能

時間制限をして問題演習を行う場合、終了5分前に「ピピッ!」とお知らせしてくれる機能です。

これ実際のテスト対策として行っている場合、時間間隔がついてくると思います。

暗記などをしているときには、この音がなる事で最後にもう一集中!といった具合に集中し直す事もできます。

さらに家庭学習を見ている保護者の方にもわかりやすいので良いと思います。

「あっ!もう5分前か、確認する準備するか…。」のようにですね!

通知時間は10分前など、タイマーにより様々です。

 

5.音量設定機能

これもあればとても便利です。

終了音や5分前通知での、「ピピッ!」という「音の大きさを変更できる」機能です。

実はこのタイマーにて時間管理をするようになると、自宅以外でも使いたくなってきます。

事実僕の教室では、自分のタイマーを持ち込む生徒が多々います。

塾や学校、図書館などで使用する際、「音」気になりますよね。

そんなときにサイレントモードなんかがあるととても便利です。

サイレントモードにできるタイマーは、終了などをLED(光)でお知らせしてくれるものが多いです。

これだとサイレントでも5分前や終了時に音がなくても気づきやすくなります。

「光でもお知らせ」もあるかどうかはチェックしておきましょう!

 

6.100均はどう?僕が教室で使用しているタイマー

できるだけ安いものを!

となればもちろん100均でも販売していますし、実際に使用している生徒も目にします。

別に100均で事足りれば全く問題なしです!

大切なのは、

毎日使用するものなので、機能も考慮・確認し、

使用する人にとって、使いやすいタイマーを購入する事をお勧めします!

 

ちなみに僕が教室で使用しているタイマーは、

「ドリテック T-520WT」というものです。

dretec(ドリテック) デジタルタイマー スリムキューブ 消音切替 光 ホワイト T-520WT

作りは安っぽいのですが、使い勝手の良さから多用しています。

他にも個別に生徒にお勧めしたタイマーなどもあるので、

需要があればタイマーレビューもまた書こうかなと思います。

ココがポイント

使用するタイマーは使いやすさを優先!

 

まとめ

わからないがわかる

いかがでしたでしょうか。

時間を測り、区切り、時間管理をする目的は、

テスト慣れの為と、

メリハリの利いた学習の為に必要です。

それに勉強や受験に限らず、時間を意識する事は人生を意識する事でもあります。

限られた時間を有意義に使うという意識を持った子供に育って欲しいですよね(^^;

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