こんにちは。
現役の塾教室長兼講師のトトです。
講師歴は10年になります。
「英文法学習のための準備学習」の6回目です!
今回は「英単語の覚え方」になります。
英単語、覚えられない子はなかなか覚えられないですよねー。
基本的に「暗記」をするときは、「短時間で暗記し、小テストを繰り返す」が最も効果的です。
これは、単語の意味を覚えるというものには全て使えます。
漢字だけでなく理科や社会の語句にも有効です。
ただし、ただ覚えるだけなので、意味や背景までしっかり理解するとなると、
ただの語句暗記だけでは難しくなってきます。
覚え方に関しては以下を一読の上、続きをご覧いただく事をおすすめします。
その上で、今回の英単語暗記の注意事項をお読みいただくと、
より暗記への取り組ませ方がわかるかと思います。
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【10分暗記法】オススメの暗記法/コツとやり方(小テストの作り方)
こんにちは。 現役の塾教室長兼講師のトトです。 講師歴は10年になります。 今回は実際の塾でも行なっている暗記のさせ方の1つを紹介します。 こちらの記事をまだ読んでない方はぜひ先にご覧く ...
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では、今回は暗記は暗記でも、英単語の暗記に必要な事、注意点をご案内します。
これから英語の学習をする!という方は最初が肝心なので、
是非最後までお付き合いお願いします!
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1覚え方の前に意外と多い「綴りミス」
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1英単語ばかり書いていてもダメ
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1英単語を覚える=英文が書けるではない
では一つ一つ見ていきましょう!
1.覚え方の前に意外と多い「綴りミス」
特に英語学習の初心者に多いのが綴りミス(スペルミス)です。
気を付けてほしいのは、
「写し間違い」をすることです。
暗記しよう!と意気込んでまずは英単語を書いて、
その英単語を続けて何度も繰り返し書いていく…。
暗記の定番ですよね。
ただ、
最初に書いた英単語、綴り間違えていませんか。
最初の英単語をミスすると、同じミスのまま覚えてしまいます。
これがとても恐ろしいミスなのです。
これで覚えてしまうと訂正するのに、とても時間がかかります。
ですので、僕の場合、英単語の暗記の初心者には、
まずは覚えるべき英単語を暗記用のノートに一度全て書かせて、
綴りにミスがないかよく確認します。
その上で暗記作業の間も、
「綴りが間違っていないかよく見ろ~」といった具合で声掛けをして、
常に綴りにミスがないか意識するクセをつけさせます。
これ意外と落とし穴です。
そもそも写し間違いが多い子は、覚えるために何度書いても、
そもそも間違っている綴りで覚えている可能性があるので
最初は本当に注意が必要です!
ココがポイント
2.英単語ばかり書いていてもダメ
学校からもらったプリントは、
英単語をたくさん書く欄が設けられている事が多いです。
で、英単語を何度も書いて覚えるのですが
(もちろん小テストは必ずやらせるようにしてくださいね)
英単語はしっかり覚えられたとしても、
日本語訳ができるかどうかも重要です。
英単語を暗記する生徒は英単語ばかりを覚えようとしがちなのですが、
意外と和訳ができなかったりします。
漢字の、「書きが難しく読みは簡単」と同じような感覚でとらえている子が多いのです。
漢字は英単語より、幼い頃から目にしているので、なじみ度が全く異なります。
その為、英語長文読解をやらせると、
「英単語の意味がわかりません」ということもあり、
「あれ、英単語は書けてるのに?」言うと、「うっかりしてました。」と言ってきたりします。
これ本当に「うっかり」でしょうか。
高校受験や大学受験ではリーディングは必ず出題されるので、日本語訳もとても重要です。
そういった意味で、「辞書の調べ方」では、たくさんある日本語の意味も読むように、
と記事の中でも言いました。
英単語の小テストが終われば、必ず日本語訳の小テストも行いましょう!
ココがポイント
小テストのやり方の詳細に関してはこちらを参考に!
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【10分暗記法】オススメの暗記法/コツとやり方(小テストの作り方)
こんにちは。 現役の塾教室長兼講師のトトです。 講師歴は10年になります。 今回は実際の塾でも行なっている暗記のさせ方の1つを紹介します。 こちらの記事をまだ読んでない方はぜひ先にご覧く ...
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3.英単語を覚える=英文が書けるではない
よく「とりあえず英単語覚えよ!」というノリで英単語暗記を進める人がいますが、
これは危険です。
確かに、英会話では英単語を並べれば、伝わるかもしれません。
ただしそれは聞き手の理解力に助けられているからです。
学校のテストや入試では、それでは全く点数が取れません。
理由は簡単です。
英単語を覚えるだけでは、点数が取れないように作られているからです。
英単語の暗記は、難しい英文法の考えを、点数を取るために仕上げの段階で使用するものです。
もちろん英文法だけでもダメです。
両方重要です。
あくまで点数を取るための一つのツールであって、それで満足させないようにしてください。
覚える事が終わればなんとなく満足感で満たされて、英文法の学習を疎かにする子もよく見かけるので、
しっかり声掛けする事が重要です。
定期テスト対策で英単語を覚えさせる場合は、
事前に英文法の勉強もする必要がある、伝えておくか、
その分の予定をしっかり取っておくことが重要ですね。
ココがポイント
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか、
今回は「英単語の覚え方」の注意点でした。
まぁ言われてみれば「そんなの当たり前でしょ。」と思われることばかりかと思いますが、
その当たり前ができていなくて塾に来る生徒がいる事も事実です。
最初が肝心です。
時間は多少かかり面倒化もしれませんが、慣れたらチェックも簡単です!
ただし、今回ご案内したことはあくまで基本の「覚え方(暗記)」を実施する中で
英語に特化した内容だという事を忘れずに。
暗記は小テストを繰り返すことが重要ですからね!
ポイントまとめ
- 暗記の前に綴りにミスがないか念入りにチェックする
- 英単語だけはダメ!日本語訳もしっかり覚えているか確認する事!
- 英単語の暗記だけで満足させないようにする!